裸行紀行2

はてなダイアリーから引っ越しました

寒中西伊豆阿房温泉

これはヌーディストの体験記ではありません。当初はその予定でしたが、準備不足でそうなりませんでした。文体が違うのは表題にあわせてのことです。

露天風呂に入ってみたかった。塀に囲まれて、下手をすると天井にまで目隠しがついているような物ではなく、風景の中の一部として存在しているような開放的な露天風呂が希望であった。
以前から情報を収集していたので検討はついていた。西伊豆へ行こうと思った。高速道路は安上がりで、冬用のタイヤを履いていない愛車で雪深いところには怖くて行けない。住まいが岐阜なのだから東より西が近い。
温泉宿は食事代が高くつくし、予定を決めるのが遅かったのでそもそも空いていない。ビジネスホテルならば休日は空いているだろうと当てをつけ、西伊豆にそれなりに近く、都市機能がありそうな沼津に宿を押さえた。

ここまで来て、露天風呂に詳しい方ならば疑問に思われただろう。
「この時期、露天風呂って空いてったっけ?」

その通り。公衆の露天風呂というのは冬場は閉鎖されていることが多いようだ。宿を取ってから私はそれを知った。だから表題が「阿房温泉」なのである。

先週の土日に、私は思っていた温泉に入っていない。車を運転して途中のSAで食事をとり、夜も明ける前から移動を開始して、入りたかった風呂の空になった浴槽を眺め、冷えた体を眺めの良くない風呂で温め、渋滞に捕まってきたのである。


景色は良かった。これがなければもっとがっかりな日記なるところだった。


六地蔵露天風呂。工事中らしく何かを建設中だった。


沢田公園露天風呂。こちらは台風で無残な姿に。高台への足場ももげていた。